Day7

朝食を食べに食堂に行くが昨日のおじさんはもう既に出発した後だった。

宿の人が「膝が痛いのであればゆっくりして行って良いですよ」と言うが膝の調子はかなり良くなっている。

BCAAやプロテインをガンガン飲んでいたので大分回復してきたようだ。


宿を出て暫く歩くと、善根宿があったので、そこを覗いてみると布団やらお茶やら歩き遍路さんが無料で宿泊出来るようになっていた。

野宿をしながら遍路をする人は、こう言った場所で寝るとか、道の駅などでテントを張り寝る。

そして、雨や風呂に入りたくなったら宿を予約しているらしい。

若者や外国から来た人は野宿が多いようだ。

こう言った歩き遍路さん専用の善根宿は四国全土にある。

しかし、最近では野宿をしている遍路さんを狙った犯罪も多発しているらしいので、注意が必要だと聞いた。

遍路をしていると汗を大量に掻くし、蚊がいるので野宿はどうなのかな?と思うが、よりサバイバルを求めている人には良い経験なのかもしれない。



善根宿を出てからコンビニに立ち寄るが、コンビニに寄ったら必ず買う物がある。

それはゼリータイプのプロテインとカロリーメイトである。

私が先日購入し持ち歩いているプロテインは、粉タイプなので飲むのが面倒くさいが、これならばその場で簡単に飲めてしまうので非常に重宝した。

また、カロリーメイトは昼食を取る場所がない時に良く食べていた。


コンビニで休憩をしていると、歩き遍路の団体さんがやって来たので話をしていると、一日だけ遍路道を歩くツアーで参加しているらしい。

殆どのツアー会社は、バスでお寺からお寺に移動だが、この方達はバスでお寺に行き、次のお寺まで歩いてバスで帰る一風変わったツアーであった。

どうせ行く方向が一緒なので途中まで一緒に行くが、歩くスピードが遅すぎるので先に失礼をした。


そのまま3時間位平坦な道を歩き続けたら、カフェ兼食堂を見つけたのでうどんを食し、そこの若い女性店員さんと遍路話で盛り上がり、店長を巻き込んでワイワイ喋っていた。



どうやら徳島の人は焼山寺には登らないらしい。

何故かと言うときついのを知っているので、最初から行きたいと思わないそうだ。

また、遍路自体には興味があるが、どうも知った土地を歩くのが楽しいと思わないので遍路をしないとも言っていた。

確かにそうかもしれない、今まで出会った人は四国以外の人が殆どである。


四国ならば全く知らない土地を歩くので退屈はしないが、私も地元ならば景色が同じで飽きてしまうだろう。

これと同じ現象がウォーキングマシーンであろうか。

ただ、機械の上を黙々と長時間歩くのは限界がある。

答えは景色が変わらず刺激がないからだ。

だからこそ、有酸素運動は工夫を凝らさないと難しいのであろう。



これからも頑張って下さいと励ましの言葉をかけられ店を後にする。



宿では40代くらいの女性遍路さんの方と明日の難所の話で盛り上がったが、その鶴林寺と太龍寺に備えを万全にする為、早めに休む事にした。


Day6Day8

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